〈0歳児前半〉 赤ちゃんの好みの歌い方で心を触れあって
赤ちゃんは、お母さんのお腹の中にいるときから耳が聞こえていて、生後すぐでも声のトーンやテンポには敏感に反応する力を持っています。最初は「いない いない ばあ」や「だるまさん」のような、短い言葉の曲をリズミカルに唱えてみましょう。赤ちゃんの機嫌の良いときに高い声や低い声で歌って、興味を示す歌い方を探します。肉声や歌いかけることは、スキンシップと同じように心の安定をはかる効果があります。たっぷり歌いかけてあげましょう。
〈0歳児後半〉 動きを交えながら一緒に楽しもう
0歳児後半の発達の最大の特徴は、歩き始めようとすることです。歩けるようになると自由に動けるようになり、自分の好きなことややりたいことがはっきりしてきます。座ってやるだけの遊び歌より、立ったり動いたりする遊びを好みます。「うまはとしとし」、「うえからしたから」など少しスリルのある遊びに歓声を上げます。その反面、ちょっとしたことでも不安になるので、ふれあい遊びもバランス良く取り入れましょう。
〈1、2歳児〉 保育者との関係を深めてから友だちとの集団遊びを
1歳を過ぎると早い子では自我が芽生え初め、何でも「自分で!」と主張するようになります。わらべうたで遊ぶときも、無理に早くから集団で遊ぶのではなく保育者と一対一で関わる歌遊びで保育者との関係を深めていきましょう。
〈3.4.5歳児〉 知的好奇心を満たす意欲的な集団遊びに
好奇心が大きく育ってくる3歳児はなんでも真似をします。じゃんけんを覚え、勝ち負けのルールも理解し始めるのでじゃんけんの歌遊びを取り入れてみましょう。また4.5歳児は大人数の集団で意欲的に遊びます。「はないちもんめ」といった、動きにルールがあり言葉のやり取りも楽しい知的な集団遊びを取り入れ、心と身体の両方を鍛えましょう。
<各クラスの様子>
0歳児「ちゅちゅ こっこ」
1歳児 「おふねがぎっちらこ」
2歳児 「いちばちとまった」
3・4歳児「あぶくたった」
5歳児 「かごめかごめ」