人権の活動では、なのはなこども園の理念、目標に沿って 毎月テーマを決め話し合いました。
保育者全員が、「あたたかく 丁寧に 一人ひとりを 大切に」の保育を今よりも向上させるためにテーマに沿った丁寧な保育ができるように1年間努めてきました。
「子どもと目線を合わせて話す」や「柔らかい言葉でしっかり子どもに言葉を手渡す」など当たり前の部分を掘り下げ、より意識できるように人権担当で話し合い、園全体に発信していきました。
以下 意識した上でどう感じたかの保育者の声です。
・人権という大きなくくりの中で、年間を通してのねらいがあり、それを意識しながら保育にあたることができたと思います。子ども達に声を届ける事を意識する事で、こちらの伝えたい事もしっかり伝えことができたように感じました。また保育者が意識することで、子ども達も相手への伝え方や、話の聞き方にも変化が見られるようになったと思います。
・トイレに行く時や寝る時など、普段の生活の中で常に子ども主体で、大人の都合で行動しないよう意識できるようになりました。「言葉を手渡す」のテーマでは今まで遠くから子どもを呼んだり、声が大きくなってしまっていることもあったので、人権のテーマを毎月保育の中に意識して取り入れる大切さを感じました。今回取り組んだテーマを大切にしてこれからも保育できるようにしていきたいです。
・言葉を手渡すということを意識していても保育中になると遠くから呼びかけてしまったり、声かけのタイミングなど難しいと感じ反省する場面も多くありました。
進級に向けて環境や一日の流れが変わる時には一つひとつ丁寧に伝えていき不安にならないよう声かけの仕方を意識していくようにしました。子どもの取り組んでいる姿を見ながらつい声かけしてしまいそうになっても見守ることで、時間はかかっても子どもが考えながら取り組んでいる姿を見て必要以上に声掛けは必要ないんだと実感することができました。そしてたくさんほめたり一緒に喜び合うことで子ども自身の意欲や自信にも繋がると感じました。
・『言葉を手渡す』というテーマをもとに、大きな声を出さない、必要以上に声をかけない、声をかけるタイミング(遊びや取り組みの妨げにならないように)、褒め方、認め方など、細かく確認し意識することで、自分の保育の振り返りや気づきになりました。実際に意識しながら、声のトーンを落としたり、遠くからではなく近くで丁寧に、手渡しする気持ちで伝えたりすることで、子ども達も耳を傾けてくれる場面もありました。これからも『言葉を手渡す』ということについて、自分の中でイメージしたり意識しながら、丁寧な保育に繋げられるようにしていきたいです。
これからも保育者全員が今年度意識したことを継続し、子どもたち1人1人の人権を大切に温かい保育ができるように努めていきたいと思います。