発達領域:社会性を伴う情緒の発達
子どもにとって基本的に必要な「安全と安心」を与えてくれる場所のひとつに「家」があります。「家」はすべての人にとって不可欠なものであり、最も身近な生活環境です。
子どもはみんな、家とは何か、どんなものがそこにあり、どのように機能しているかについて、興味と探求心をいだいています。幼児にとって身近なところから徐々に遠くの生活環境を探索すること、そしてその名前を知ることは大切です。「家」を外側・内側から探索しながら建物、各部屋の役割、家族や家族の役割・職業などについて考えていきます。また、家族を大切にする気持ちを持ったり、地域の人やものとの関わりに気付いて社会に親しみを持ったり、社会との繋がりを意識していけるよう導いていきます。右記のことを踏まえ、左記のように年齢別課題を掲げて取り組みます。
各クラスの目標
3歳児(みかん組)
・人や動物など、みんなに家や家族があることを知る。
・自分の家や家に住む家族のこと、家族との楽しい出来事を言葉にして表現する。
・家に興味関心を持ち、各部屋の名称や家では何をするのか等話し会う。
4歳児(りんご組)
・自分の家について話し、家のタイプや部屋の役割、物の名前について話し合う。
・自分の家族について発表し合い、家族の役割を考えたり、家族に対する感謝の気持ちを表現したりする。
5歳児(めろん組)
・様々な家の特徴や部屋の用途について話し合い、家への興味を深める。
・生活を共にする家族のことを理解し、友だちに話す中で、家族の大切さやあたたかさに気付き、家族への感謝の気持ちを持つ。
・世界の家に興味を持ち、様々な生活スタイルがあることを知る。