9月の主となるテーマ 「数」
発達領域 ― 考える事の発達
「比較すること」「数える事」そして、「数」というものは子ども達にとって脈絡のある友好的なものでなければありません。しかし、実際に数えること、たとえば、物を数えることやいくつ数えたかを口に出して言うことに子どもたちが関心を持つようになったとき、「数えること」はその目的と役割をうまく果たすことになるでしょう。このプロジェクトは、「比較すること」と数えること」に注意を集中することに重点を置いています。この事がやがて計算方法を学習する時には重要な役割を果たすことになります。(ピラミーデプロジェクトブック 数より)
園では知性の基盤となる数の育成を今月のテーマに掲げました。教え込むのではなく遊びや環境、実体験の中から学んでいきます。
3歳児(みかん組)「くまちゃんのお誕生日」1から3までの理解
・数えることに興味関心を持ち、遊びや生活の中で数字に親しむ。
・誕生会ごっこを通して1から3までを唱えたり、比較(1対1対応)に興味を持ちながら数に慣れていく。
・毎日の欠席数を数える等、生活の中で数字を唱える経験を積み重ねる。
4歳児(りんご組)「バーベキューパーティー」1から5までの理解
・遊びや生活の中で1から5までの数の順序、比較などの概念を身に付けていく。
・当番活動などで数を数えながら配膳したり、日々の出席によって変わる数にも対応できるようになる。
・バーベキューパーティーを通して、多い、少ないの比較や、具体的な物を使って数えたりすることを楽しむ。
5歳児(めろん組)「お店屋さんごっこ」1から10までの理解
・1から10の順序や概念を知り、数を組み合わせて遊ぶ。
・お店屋さんのごっこ遊びを通して、数えること、比較すること、分けることを遊びの中から習得していく。
・1から10の数を数える簡単なことから、足し算、引き算、頭の中で数を数える等、抽象的なところまで段階を踏みながら進めていく。