10月の主となるテーマ「からだ」 発達領域 – 空間の理解
保育園・幼稚園では空間理解は重要な発達領域のひとつです。
子どもは自分の「からだ」を知るようになり、それを出発点として自分の置かれた環境の中で自分自身を理解し始めます。子どもは空間の中で行動することを学び、その中で空間概念の知識を得ます。これは、学校や家庭での学習能力を身に付ける際に必要であり、子どもは遊びを通して、さらには絵を描く技能、読み書きする技能、創造的活動の技能を身に付け、この概念に出会います。空間理解を高める最良の方法は、子どもが楽しんで活動するということです。(ピラミーデ教育のプロジェクトブックより)
3歳児:ぼくと私のからだ
・自分のからだの名称や、各部位の役割(五感)に興味を持つ。
・全身を使った遊びを楽しむ中で、自分の体の使い方を知っていく。
4歳児:ボディ・イメージ
・遊びや活動を通して、からだの名称や各部位の役割を知り、自分と他人の違いに気づき疑問や興味関心を持つ。
・見る、聞く、味をみる、匂いをかぐ、感じるといった体の働きを知る。
5歳児:空間を学ぶ
・前後、左右、上下などの位置関係を理解し、自分を中心に立体的に広がる空間の理解をする。
・距離や方向に関する概念を実際に使って遊ぶ。
空間認識の初めの第一歩は、いずれも子ども自身の「からだ」が中心になります。年齢(発達)に合わせ、色々な活動を十分に楽しむ中で空間の理解を深めていきたいと考えています。